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アンプ選び・取付方法[amplifier]

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アンプとはなんぞや

アンプの仕事は、入力信号を、スピーカーを駆動できる電力に「増幅」することです。
増幅するわけですから、元の信号が劣化していて、且つ、下手な増幅をすれば、ノイズが乗ってしまうわけです。

ということですから、まずは「劣化が少なく増幅できること」が重要です。

また、大音量向きのスピーカー(サブウーファー)などは、大きな電力を入力してあげることが必要です。
きれいに増幅できても、電力がたりなければ期待した音にはなりません。

さらに、アンプは単純に増幅するだけでなく、スピーカーの音色を変えるものがあります。
変わった音色が、スピーカーと相性の良い方向に迎えばいいのですが、悪い方向に向かう場合もあります。アンプ、スピーカーそれぞれ単体として優れていても、「合わない」というケースもあります。

とりあえず、初めての外部パワーアンプですから、できるだけスピーカーの素の音を、綺麗に、コストパフォーマンス良く、増幅できるアンプを選びましょう。

どこを基準に選べばいいか

アンプ購入にあたって、なにを基準に選べばいいのでしょうか。
良く目にするのは、W(ワット)です。これは、電力の単位です。
スピーカーには能率というものがあり、db(デジベル)が音量の単位です。スピーカーのスペックをみると能率というものがあり、
出力音圧レベル:86dB(1W/1m)
などと記載されています。これは、ユニットから1mの位置で、1ワットの入力をしたときに、86dBの音量がでるというもの。
86dBというと犬の鳴き声くらいの音量で、Wを倍にすると、音量は3dBあがります。
1Wで86dB、2Wで89dB、4Wで92dB、32Wで101dB、64Wで104dB、128Wで107dBといった感じ。110dBが車のクラクションから2mの位置で聞いたくらいです。
一般的なヘッドユニット内蔵のパワーアンプは、MAX(最大)で30Wくらいですが、RMS(定格)だと、5W程度かと思われます。
ところが、外部アンプの多くは、定格が35W程度、MAXになると280W位あります。
ちなみに、定格(RMS)と、最大(MAX)と表記してありますが、『定格』で判断してください。また、定格が書いてない場合には、「表記できないほどしょぼいアンプである」と認識していいです。また、最大(MAX)というのは、「音質」を保障しない、ぶっこわれないギリギリと思っていいです。実際には聞けたもんじゃないです。

Wの次には、Ω(オーム)ですね。理科でオームの法則というのを習ったと思います。
並列だとWが倍になり、直列だとWが半分になります。公式は、E-RIなんてやりましたよね。スピーカーとは抵抗であるため、オームの法則が必要になります。
4Ωのスピーカーを、2個並列につなぐと、2Ωになり、Wが倍になります。これをつかって、サブウーファーなどは音圧を稼いだりするわけです。
アンプの表示に、『RMS:50W×2(4Ω)/100W×2(2Ω)/200W×1(4Ω)』などと記載があります。これは、2チャンネルのパワーアンプである場合、各chは2Ωまでしか対応していないということになり、1Ωなどで接続するとアンプが破損します。ちなみに、ヘッドユニット内蔵アンプの多くは、4chアンプですが、すべてのチャンネルが4Ωまでしか対応していません。カー用スピーカーの多くが4Ωですから、並列に増やすと、スピーカーだけでなく、アンプつまりヘッドユニットも壊れます。

Ωの法則と、最大Wの意味のなささえ知っていればOKです。


S/N比は、信号雑音比 (signal-noise ratio)です。ざっくばらんに言えば、ノイズと正常な信号の割合です。高いほどいい数値ですが、S/Nを高くするために他を犠牲にしているケースもあるので、これだけをみてもよくわかりません。
カーオーディオ用のアンプだと、S/Nは88~105くらいでしょうか。ちなみに、ラジカセのFMラジオが50dBくらい、コンポのFMラジオが70dBくらい、hifi用コンポ(10万円以上)のCDが100dBくらいです。
80以上あればさほどきになりませんが、100くらいあればとてもよい部類にはいります。

入力感度は、ゲイン(GAIN)とも呼ばれ、どの程度の入力信号を与えれば、定格出力が得られるかを書いたものです。
スペックとしては、「0.5mV~5V」などと書いてあり、調整ネジでその数値をいじるものが多いです。0.5mV(ミリボルト)を入力しても、5Vを入力しても、定格の50Wが得られるのです。
ですが、「増幅率」をあげれば「信号は劣化」します。つまりこのアンプには5Vを入れてあげることが、いい音を出す鉄則となります。
しかしながら、多くのアンプが「ミートポイント」を持っています。得意なゲイン位置があるのです。高S/Nで高音質=いい音とは限らないのです。


さて、ここまで読んでいただいて、「わかんねーよ」とお思いになったと思います。
正解です。

そうなんです。スペックでは、アンプの良し悪しは、まったくといってわかりません。
判断できるのは、「このアンプはダメだと思う」程度です。
例えば、中国産のうさんくさいメーカー。
ヤフオクなんかを見てみてください。

タイトル「4chアンプ 100Watt×4 瞬間2200W」
まったくもって意味のない瞬間2200Wを大きくとりあえげ、無知な素人を釣ろうという魂胆が丸見えです。
商品特徴
瞬間・(最大Watt)2200W 音質抜群  →Wは電力の単位であり、音質とは無関係です。
OUTPUT POWER: 4X100Watt →定格なのか最大なのか表記しません
THD: <0.1% →決していい数字ではない(悪すぎるほどでもないが)
FREQUENCY.RESP: 10Hz-40,000Hz±1dB →普通20Hz~20Khzもあれば十分、数字を広くかいてだましてない?
S/N RATIO: ≧85dB →すごく悪い。よく音質抜群とかかけるな恥ずかしい
INPUT SENSITVITY: 200MV →上はいくつだよ
BASS BOOST: 12dB →何Hzをブーストすんだよ
SPEAKER IMPEDANCE: 2~16? →2~16なのになぜW表記はしない?
POWER FUSE: 20A×2 →量ちっさwww

ってかんじで、あやしい商品を見分けることは可能です。

逆にいい商品は、
RMS Power
@ 1A.4V, 40 stereo, 1%cTHD+N 125Wx 2
@ 14.4V,20 stereo, 1% THD+N 250Wx 2
@ 14.4V,40 mono,~1%THD+N 500W x 1
Frequency Response ±1dB 20Hz-20kHz
Signal-td~noise RatiO 95dB
Input8ensitivity·- 125mV~5V
Bass Boost 0-18dB 40Hz
Maximum Efficiency (2Ω) 80%  
こんなかんじ。ぱっと見で、必要なことが、きちんと書いてある。
過剰な表示をせず、ありのままを書いてある。

しっかりと見極める必要があります。

とりあえず、初めての外部パワーアンプですから、できるだけスピーカーの素の音を、綺麗に、コストパフォーマンス良く、増幅できるアンプを選びましょう。

外部アンプおすすめメーカー商品

国産でおすすめできるのは
クラリオン(clarion) APAシリーズ2chで18,000円くらい、4chで30,000円
clarionは、2005年以前はアゼスト(ADDZEST)という名前で販売していました。
アゼストといえば、マッキントッシュと技術提携をしていて、1DINCDヘッドユニット『DRZ-9255』が一斉を風靡し、アンプもAPA4400Gなど名機と呼ばれるものがありました。
オーディオブームが去り、一時空前のともし火となりましたが、APA4321でなかなかよいアンプを出してきました。
Clarion Japan | クラリオン カーナビ カーオーディオ | APA4321
素っぽい音を出すアンプで、安い割りにモノが良く、プロオーディオショップがデモカーに使い、入賞したなんていう実績もあります。


アルパイン(alpine) PDXシリーズ2chで40,000円、4chで60,000円くらい。
シアターが得意で、国内メーカーでは随一の図太い音をだせるアルパインの、最新デジタルアンプです。
どろんどろんの濃い音がでますので、どろんどろんのスピーカーを組み合わせると、聞くのがしんどいくらいどろっどろになります。ご注意を。
結構パツパツ目のスピーカーを合わせてちょうどいいと思います。
フルアルパインで組むと、オールドロックみたいなかんじの、どろくせぇ音になります。それが好きな人にはたまりませんが、万人受けはしないと思います。

国産は以上。続いてインポートですが、、、
ごめんなさい。最近のインポートアンプつかったことも聞いてもいないので書けません。
なぜなら興味がないんです。

MTXしかり、Rockfordしかり、最近のアンプは妙にこびたラインナップで、デザイン重視、販売重視という気がしてなりません。
ORIONは買収され日本に正規輸入されなくなり、KICKERはclassDに突入。残念な感じがします。
また数年経てば音が変わるかもしれないので、今は待ちです。



なので、インポートの代わりに、個人的に見聞きしてきた、熱いアンプをご紹介します。


ADDZEST APA-4400
ALPINE MRV-F900
KENWOOD KAC-PS500F

ROCKFORD ゆたんぽ
KICKER 洗濯板
ORION HCCA2100
ORION XTR2250

暇があったらググってみてください。
まちがいなく名機と呼ばれる品です。


とりあえず、APA4321か、KICKERのZXかIXか型落ちのSX、RFのT400-4あたり買っとけばいいと思います。

おそらく十分に本来の能力を活かし、スピーカー鳴らすことは、すぐにはできないし、アンプのフルパワーを体感できるのもかなり先だと思います。
その域まできたら、いろいろな車を見て聞いて、「これだっ!!」と思う車をみつけて、研究してください。



外部アンプ取付方法

はじめてカーオーディオをやる人にとってわかりにくいのが、カーアンプの配線。線の種類がたくさんあって、どれがどれだかわからないということになる。
簡単に説明すると、入力する必要があるものは、
・電源   バッテリーからちょくせつ引いておこう
・アース  一番近い鉄板(例えばシートレールとか)に落とそう
・リモート ヘッドユニットの電源がはいったよ!という信号です。ヘッドユニットからもってくる
この3本をつなぐと電源が入ります。さらに
・RCA線 信号を入力する線
・スピーカー線 アンプからスピーカーへ出力する線

これですべてです。

上の3点は、比較的大きな電流が流れます。下の2つとは、30cm以上並行に走らないようにしましょう。


詳しい制作方法は、さらに上を目指して音質向上で紹介したいと思います。

外部アンプの購入



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